ポートフォリオの作り方

応募要項によく書いてある【ポートフォリオ提出必須】という言葉。デザイナーの方ならご存知の方も多いかもしれませんが、そもそもポートフォリオってなに?作成しておくとどういったメリットがあるの?また効果的な見せ方とは??みなさんのいろんな疑問にお答えします。

STEP.1  ポートフォリオとは?

様々な解釈がありますが、ここでは一般的に言われている【作品集】のことを指します。
意外と知られていないポートフォリオの効果!ポートフォリオのある・なしで、書類選考通過率が劇的に変わる!
いままでポートフォリオを作っていなかった方は、さっそく作りたくなりますよ!

STEP.2  ポートフォリオを作る前におさえておきたいポイント

ポートフォリオを作り出す前に「これだけおさえておけば大丈夫!」といったポイントをご紹介します。「ポートフォリオってどうやって作ればいい の?」そんな不安を持った方は、まずはここからスタート!

STEP.3  さっそくポートフォリオを作ってみよう

ポートフォリオに添付する「自己紹介文」から、ポートフォリオに入れるべき内容、採用担当者の目に止まる効果的な見せ方、レイアウトなど、具体的に見ていきましょう。

STEP.4  ご質問にお答えします!Q&A

「ポートフォリオって、URLを伝えるだけじゃダメなの?」「自己紹介文は必要?」などなど。あなたの疑問にお答えします。

STEP.1  ポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、これまで携わった作品やプロジェクト、実際に作成されたデザイン画やイラストをまとめた【作品集】です。グラフィックデザイナーやWebデザイナー、イラストレーターの方で、過去の作品を見せずに応募または採用されたという方は、ほとんどいらっしゃらないでしょう。デザイナーなどクリエイターにとって、「ポートフォリオ」は必須の応募書類として定着しています。実際、クリエイターの募集で応募必要書類としてポートフォリオの提出を求めない企業は、ほとんどありません。

なぜこれほどポートフォリオが重視されているのでしょうか︖それはクリエイターの実務経験を見る上で、ポートフォリオが非常に適した書類だからです。応募者の方が、「今までどういったWebデザイン・イラスト・CGなどをやってきたか」「どんなスキルを持っているのか?」「担当した領域とポジションは?」を採用担当者は確認したいと思っています。また、「自社に入社したらどんな戦力になるか?」といった【採用後のイメージ】をはかる上でもポートフォリオは大変重視されています。

ただし、クリエイター職は大変人気で、企業によっては日に何百通と応募書類を受け取る採用担当者もいます。その中で、書類選考を通過し、面接に勝ち進むためには、魅力的なポートフォリオを作成する必要があります。枚数だけは異常に多く、レイアウトもバラバラで読みにくくまとまりのないポートフォリオと、レイアウトも工夫され、文章も洗練された訴求力のあるポートフォリオ。あなたならどちらを読みたいですか︖読み手の気持ちを考えながら作成することも大切です。ポートフォリオは、いわばあなたの【歴史】。あなたを知ってもらうための大切なツールです。しっかりと作成しましょう。

STEP.2  ポートフォリオを作る前におさえておきたいポイント

プロフィールやスキルなど
自己紹介文をつけよう

大抵の場合、履歴書や職務経歴書と一緒に送るポートフォリオ。そちらを読んでいけばあなたのスキルは伝わりますが、ポートフォリオの始まりに、ひと目で分かる簡単な自己紹介文をつけましょう。

作品名や制作年月日、目的
など説明文を入れよう

コンセプトや作業環境など、作品の説明文を入れましょう。また、その作品を作る上で「あなたが担当した部分とポジション」も明記し、採用担当者に採用後のイメージをもってもらいましょう。

説明文は200文字前後で
すっきり読みやすく

説明文は長すぎても採用担当者にとっては負担です。「長さ」ではなく「質」です。必要な情報が入っているか?が問題です。すっきりと読みやすく書くことを意識しましょう。

作品は10~20点ほど、バリ
エーション豊かに入れよう

少なすぎると判断材料としては力不足です。あなたのスキルを見てもらうためにも、最低でも10作品以上はアップしましょう。その際、さざまなバリエーションを揃え、仕事の幅をアピールしましょう。

インパクトも大切!担当者
の心に残る作品を選ぼう

採用担当者は、応募されてきた数々のポートフォリオを日々見ています。その中で、あなたのポートフォリオが埋もれてしまわないよう、強く心に残る(印象を与える)インパクトのある作品を選びましょう。

即戦力で活躍できることを
アピールしよう

志望する企業が展開するサービスもしくは運営するサイトに近い業務の作品があれば前半に集めましょう。即戦力での活躍が期待され、他の応募者との差別化がはかれます。

STEP.3  さっそくポートフォリオを作ってみよう

自己紹介文

1プロフィール

ポートフォリオの内容を見てもらう前に、「あなたがどんな人物なのか」を知ってもらうものです。簡単な職務経歴、そこで得たスキルや知識など、またデザインの表彰履歴やコンペ受賞履歴などは必ず入れましょう。未経験または、経験の浅い方は、趣味や特技・長所などを盛り込むとよいでしょう。

2スキル

ソフトウェアの上達レベルを「★」で表したり、棒グラフやレーダーチャートを使って表したり、表現方法は自由です。スキルがひと目で分かるように工夫してみましょう。

3自己PR

いままでの経験をどのように活かし、志望する企業に貢献していきたいのか、また、将来のスキル設計なども一緒に記載しましょう。趣味や特技とからめてアピールするのもよいでしょう。

ポートフォリオ

担当者の心に残るインパクトのある作品を10~20
点ほど、バリエーション豊かに入れよう︕

1作品のタイトル

作品タイトル(例: 媒体名やサイト名、掲出エリアなど)を入れます。

2作品のキャプチャー

キャプチャーは必ず必要です。
ご自身のHPではなく、デザイナーとして携わったサイトをポートフォリオとして紹介したい場合、必ずキャプチャーを残し、ご自身のポートフォリオとして保管する必要があります。
※サイトが更新されたときに、ご自身で携わったページがなくなる可能性があるため。
※ソースもチェックポイントとなりますので、更新される可能性がある場合でもサイトURLはしっかりと書きましょう。
※キャプチャーは「【Ctrl】+【Shift】+【Alt】+【PrntScrn】」押下でコピー、「【Ctrl】+【V】」で「Photoshop・Illustrator・ペイントなど」に張り付け余分な部分をカットし作成する方法などがあります。

3アドレス

サイトのアドレス、コンテンツ名称(バナー、トップページなど)を記載します。

4作品説明文

コメントには以下の内容を簡単に記述します。だいたい200文字前後が目安です。
・クライアント名
・制作年月日
・ターゲット
・目的や狙い(例: 新商品のキャンペーン、コンバージョン率の向上など)
・コンセプトやポイント(作品の軸とも言える部分です。作成する上で、注力した部分、クライアントの意向や制作上の制約、課題など)
・成果(例: アクセス数、ダウンロード数、コンバージョン率など。データを入れることでより具体的になります)
・制作時間(意外と入れない方も多いですが、ここはぜひ入れましょう。スキルをはかる上で重要視されます)
・作業環境(使用ソフトや使用言語など)
・担当部分(例: プロジェクトリーダーとして、コンセプトワーク・デザイン・イラスト・コピーワーク・ディレクションを担当…などなど。プロジェクトチームで制作した作品の場合は、あなたが担当した領域とポジションを明記します)

STEP.4  ご質問にお答えします!Q&A

求職者の皆さまからいただいた、ポートフォリオに関する疑問や悩み、不安。Q&A形式でお答えします。

Q.スクリーンショットは必要?サイトのURLだけではだめ?

A

サイトがクローズしてしまうこともありえます。また、あなた以外の方がリニューアル等の理由でデザインを変更する可能性もあります。そうなった場合、あなたが制作したデザインはURLをクリックするだけでは見ることができません。携わったサイトは、必ずその時にキャプチャーを残し、そのサイトのどこの部分を制作したのかを残す必要があります。

Q.実務で制作したものしかポートフォリオとして載せてはいけない?

A

「いま事務職の仕事に就いているが、趣味でイラストを描いている。将来はイラストレータの仕事に就きたい!」そんな求職者の方もいらっしゃいますよね。未経験からの転職の場合、業務実績がない方もいらっしゃいます。仕事ではなく趣味で描きためた作品なども、自分で作成したものであればポートフォリオの中に入れて、どんどんアピールしていきましょう!学生の方は、学校で作成した課題や卒業制作などでも大丈夫ですよ。大切なのは、「あなたがどんなことができるのか?」を伝えることです。

Q.自分でポートフォリオサイトを作る際に、注意すべき点は?

A

個人のホームページを立ち上げて、サイト上でポートフォリオを公開していらっしゃる方!採用担当者がチェックしているのはデザインテイストだけではありません。コーディングソースや、配置(見やすさ)などもチェックポイントとなります。いくらデザインがとても素晴らしいものであっても、ソースが雑であったり、サイト自体が見にくいものだったりすると、せっかくのデザインへの印象も台無しになってしまいます。ポートフォリオサイトとは言え、UIUXを意識して作成しましょう。

Q.自己PR文に何を書けばいいの?

A

どのようなテイストのデザインが得意で、また今後どのようなデザインを制作していきたいのかを自己PRで表現すると、採用担当者に「今後このような仕事をしていきたいです」というアピールにつながります。また、デザインの表彰履歴やコンペ受賞履歴なども盛り込んでいくと、より客観的に自己PRができます。未経験の方、もしくはポートフォリオ作品が少ない方は、どういったものに興味があるのか?またそれを応募先企業でどのように活かせるのか?をまとめましょう。

Q.PDFで準備しましたがデータがとても重くなりました。メールで送っても大丈夫?

A

あまり大きいデータ量のものは受信側に負担がかかります。オンラインストレージなど、大きいデータ量を無料で送ることができるサービスを利用する、あるいは、作品をプリントアウト、CD-Rでデータ化し郵送するなど他の方法を考えましょう。容量が大きくなった場合は、必ず応募先企業に「○○MBになったが、どのやり方で送ればいいのか?」を事前に確認してから送りましょう。いきなり勝手に送るのはマナー違反です。

Q.事前にポートフォリオを提出しているから、面談では何も持っていかなくてもいい?

A

事前にお送りしている場合でも、プリントアウトしたものを持って行った方がよいでしょう。パラパラと一緒に作品を見ながら説明することができますし、「○ページ目の作品」と説明する際にもスピーディーに話が進められます。

Q.ポートフォリオはなんでも公開して大丈夫?守秘義務とか心配…

A

全ての作品をポートフォリオとして公開することが必ずしも良いことではありません。契約やお仕事の内容によっては機密情報として公開してはいけない作品もあります。PDFであれば、パスワード設定をする、Webサイトであれば、ベーシック認証などのアクセス制限をかけることも必要です。設定したパスワードは採用担当者にのみ渡し、取扱いには注意をしてもらいましょう。著作物の取扱いについて配慮しているという姿勢を見せることも重要です。
※判断を迷う場合には、ぜひ事務局までお問い合わせください。

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